有機ガラス(ポリカーボネート、アクリルなど)


有機ガラスとは?

アクリル樹脂、ポリカーボネートなどの透明なプラスチックでできた「ガラス」のことです。
従来は、その透明性や、強度などを活かした内装・外装材として使われてきましたが、コロナなどの感染症の流行により、飛沫防止用パーテーションとして急速に普及した材料でもあります。

しかし、透明プラスチックとして一見同じように捉えがちですが、材質により「強み」・「弱み」もそれぞれ異なります。

例えば、アクリル材は透明度は高いが、強度や耐薬品性に弱く、ポリカーボネートは透明度はアクリル材には劣るが、強度や耐薬品性には強いという特徴があります。それぞれの材料の「強み」・「弱み」を認識して製品を作る事こそ、丈夫で長持ちし費用対効果も向上します。

飛沫防止のパーテーションは、アクリル樹脂製のものが大半でしたが、上記表をご覧頂ければお分かりだと思いますが、パーテーションの材料としてはあまりお勧めはできません。感染症防止のための、一時の急場しのぎの対策としての消耗品という考えも分からないではありませんが、製造する側としては、感染症が下火になった途端大量のパーテーションが破棄されるのは何とも寂しいような気もします。
私達は、機能性(感染症防止)を持たせつつ、インテリア性・防犯性・利便性などを考慮し、長期にお使い頂けるパーテーションをオーダーメイドさせて頂きます。

パーテーション

ポリカーボネート材は、強度性にとても優れ、一品一様性に優れインテリア性を重視してお使い頂けます。
アクリル材は、透明度などの見た目には優れていますが、強度が弱く、切欠きなど穴を空けた場所から、白化や割れなどが進行し、また周囲の水蒸気を吸うことにヘタルことがあります。

ポリカーボネートは強度が強い分加工性には劣りますが、逆に強度が強い分「穴あけ」、「切欠き」など加工を施しても割れることがありません。
下記のように大きな切欠きや、パネルを支える切込みを入れることも可能です。受付などに使われる場合にパネル上に穴をあけ、マイクとスピーカーなどを設置することも可能です。

また、机やデスク上でパネルを支えるスタンドを設置することが難しい場合や省スペース性を求める場合には専用の部品の製作も可能です。

有機ガラスの加工品

アクリルの部材を接着した多目的収納BOXや和紙などをポリカーボネートで挟んだ合わせガラスなどの加工もできます。
有機ガラスは光の透過性が良いので、ガラスの端部などからLED光を照射すれば、板が光り輝きインテリア性も引き出せます。

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